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Slang Dictionary

bag

バッグ

まず結論

bag の基本は「袋、かばん」です。ヒップホップでは、ブランドバッグを持つことが成功の象徴として語られる場面もあります。

近年のスラングでは、bag が「大金、儲け」を指し、get the bag は「稼ぐ」、secure the bag は「収入を確実に手に入れる」という意味で使われます。

慣用句の bag of tricks(手持ちの技)、not my bag(自分の趣味ではない)のように、袋とは別の意味を持つ表現も多く、場面ごとに読み分けが必要です。

持ち物としての bag

最も基本の意味は、物を入れて持ち運ぶ袋やかばんです。sleeping bag(寝袋)、doggie bag(持ち帰り用の袋)、bag lunch(弁当)のように、日常語として広く使われます。

歌詞の中でも、情景や持ち物の描写として、この意味で何度も出てきます。

ブランドバッグが示すもの

ラップでは、高級ブランドのバッグが成功と豊かさの象徴として語られることがあります。she got that new bag は、新しいブランドバッグを持っているという描写です。

ブランド名を伏せて、バッグだけで富を示す言い方は、見せびらかしの定番です。

金としての bag

近年のスラングでは、bag が大金そのものを指します。get the bag は「大金を稼ぐ」、secure the bag は「稼ぎを確実に手にする」という意味です。

札束の入った袋のイメージから来た言い方だと考えられますが、はっきりした起源は確認できていません。

慣用句の bag

bag of tricks は「手持ちの技、手品の袋」を指し、相手を出し抜く引き出しの多さを表します。not my bag は「自分の得意分野ではない、好みではない」という意味です。

また、bag lady は路上で暮らし、持ち物を袋に入れて持ち歩く女性を指す、やや古い言い方です。

語源と背景

bag は古ノルド語に由来する古い英語で、袋や入れ物を指す基本語です。意味の広がりは、持ち運ぶ入れ物から、そこに入る中身へと移りました。

「大金」の意味での bag は、2010年代のSNSや音楽を通じて広まった比較的新しい用法とされます。get the bag は、その流れの中で定着しました。

not my bag は、ミュージシャンの口語で、個人の得意分野や好みを bag と呼ぶ用法から来たとされます。いつ頃から使われ始めたかは、確認できていません。

例文

例文は意味と使い方を示すための解説用の作例で、実際の歌詞の引用ではありません。歌詞の引用は「曲での使われ方」に載せています。

  1. 1.I'm just out here getting the bag.

    俺は外でひたすら稼いでる。

    get the bag の最も基本の形です。金を稼ぐ姿勢を、前向きに語る言い方です。

  2. 2.She showed up with a designer bag.

    彼女はブランドもののバッグを持って現れた。

    持ち物としての bag です。ブランド品を持つことで、豊かさを示す描写です。

  3. 3.Classical music isn't my bag.

    クラシックは俺の趣味じゃない。

    not my bag の慣用句です。得意分野や好みから外れていることを軽く伝えます。

  4. 4.He pulled out his whole bag of tricks.

    彼は手持ちの技を全部出した。

    bag of tricks で、持っている手段を総動員する様子を表します。

  5. 5.Pack your bag, we're leaving.

    荷物をまとめて。出発するよ。

    文字通りのかばんの意味です。スラングではなく、普通の名詞の用法です。

  6. 6.We need to secure the bag first.

    まず稼ぎを確保しないと。

    secure the bag は、収入を確実に手に入れることです。契約や仕事の話で使われます。

この曲ではこう使われていた

解析に使ったヒップホップ約440曲の歌詞のうち、bag を含む曲は69曲で、16人中16人のラッパーに出てきました。Cardi B や Ghostface Killah の曲に特に多く出てきます。出現数の多い順に並べると、内訳はCardi B 14曲、Ghostface Killah 11曲、Kool G Rap 8曲、Kool Keith 5曲、J. Cole 4曲です。

似た表現との違い

paper札束、金
紙幣そのものを指す金のスラングです。bag は、袋に入るほどの量感のある大金を指します。
bread金
生活の糧としての金です。bag は、稼ぐ行為や成果を派手に語るときに選ばれます。
stack札束
積み重ねた札の山です。bag は、袋に入れた金という、持ち運ぶイメージが加わります。
purse財布、ハンドバッグ
女性が持つ小型のバッグです。bag のほうが幅広く、金の意味への展開もあります。

使うときの注意

よくある質問

get the bag はどういう意味ですか。
大金を稼ぐ、という意味です。仕事や契約で収入を得る場面で使われ、前向きな響きがあります。
not my bag はいつ頃から使われますか。
ミュージシャンの口語で、個人の得意分野を bag と呼ぶ用法から来たとされます。時期ははっきり確認できていません。
bag of tricks とは何ですか。
手持ちの技や手段をまとめて指す慣用句です。手品師が袋から道具を出すイメージから来ています。
bag と purse はどう違いますか。
bag は袋やかばん全般を指す広い語で、purse は主に小型の女性用のバッグを指します。使える範囲が bag のほうが広くなります。

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